アッサラーム・アレイコム
 ご機嫌、如何でしょうか。本日はお暑いところ、お買い上げ下さり、
または立ち寄ってくださって本当にありがとうございます。
 当方、マイナーなイスラーム文化(建築)のサークルでございます。
 以前は歴史のすみっこで細々とやっておりました。
 最近はもっぱら旅行で参加させていただいております。
 よろしければどうか、しばし、おつきあい下さいませ。

 今年も暑いですね。連日35度となると、これはもう熱帯地方ですよね。
蒸し暑いのにはとんと弱くて、すっかりバテております。

★さて今回の新刊は『不動産屋が教えてくれた家探しの秘密−書庫を作るために その1』
でございます。
 なんて本を出すのでしょう。自分でもそう思います。
でも書きたくなってしまったのだから、仕方ありません。
今の住処にたどり着くまで、実は色々あったのです。それはもう、一冊の本になるくらい…。
知り合った不動産屋や友人たちから、その体験を是非書け、と言われつづけて、
気がつくと8年。
やっと方が付いたようなので、なんとか取りかかってみたものの、けっこうハードでした。
なかなか思うように書けなくて、苦労しています。
 今回も中原智さんに沢山図面を描いていただきました。
この本は彼女の協力なしにはできませんでした。
感激です。こんな図面を面白がって描いてくれるなんて……貴方だけです。
本当にありがとうございました。
 亜神氏は『ヤズド』の新しい表紙に全精力をつぎ込んで果ててしまいました。
お疲れさまです。

★それから『ヤズド』の増補版。すみません。また増えました。
コラム2本(松本清張とヤズド・ゾロアスター教について、ほんのちょっとだけ)と
序文2頁、カット6点、写真3頁。
そして表紙までまた新たに描き下ろしです。亜神氏、がんばりました。
じつはこの絵は去年から下書きしたままでした。
そう。実は最初から表紙はこの絵の予定だったのです。
でも時間切れでお蔵入りに。1年経って、ようやく本来の形になりました。
 カットを描いてくださった中原智さん、いつもいつもありがとうございます。
これも去年からお願いしていたもので、やっと出来上がってまいりました。
 あとは本人が現地へ行くだけ。
そろそろ今年の秋に行こうと思っていたのですが…、この情勢……。
い、行けるのでしょうか?

★つい先日、やっと念願の『相馬野馬追い』祭りに行ってまいりました。
知る人ぞ知る有名なお祭り。
本物の甲冑に身をつつみ、馬を乗り回し、競馬をやり、神旗争奪戦をやるという。
2年前に友人が行ってきて、ビデオやら話を聞いて、来年は自分も!
と思っていたのですが、なかなかかなわず、それがやっと行けました。
過酷な祭りなので暑いのに弱く、体力のない自分には無理だと
散々、止められていたのですが、少しでも見たかったので、
無理をいって連れていってもらいました。
半分でも見られればラッキーと覚悟して行ったのに、ずっと涼しくて
(一日など雨)なんとか、メインは見ることができました。
いやあやっぱり凄いです。
本物の甲冑を着て馬を乗り回すだけでも迫力あるのに、それを着た上、
旗をか掲げて、競馬するんですよ。全力疾走! よく落馬もしますが。
鞍も鐙もすべて本物。ご先祖さまの遺品。
それだけでなく、ちゃんと世話する人達が控えていて、何かあるとぱっと飛び出していく。
素晴らしい!
馬も引退したサラブレットだけでなく、アラブや和種、ポニー、アングロ系(?)など、
いろいろ見られて楽しい! すっかりはまってしまいました。
でもレースを撮るには、もっとロングのレンズとシャッタースピードの早いカメラが
欲しいな。などどよからぬことを考えているこの頃です。
そのうち『相馬本』を出すかもしれません。

★それからこの間、前から気になっていた博物館を何件か回ってきました。
どこも素晴らしかったのですが、まずタイル博物館。
名古屋郊外の常滑にあるイナックスが管理しているところ。
予想以上にコレクションが凄かったです。
広範囲を網羅しているのに、さり気なくマニアックなんです。

★浜松の楽器博物館。ヤマハの故郷なので、てっきり洋楽がメインかと思いきや、
とんでもない。世界中の楽器が(まだ未完ですが)集まっている。
私の大好きなウードやサントゥールなどの中東の楽器も
ちゃんとあって嬉しくなりました。

★それから滋賀の山奥にあるミホミュージアム。
オフシーズンにはすぐ閉めちゃうのでずっと振られ続けていたのですが、
今回やっと見れました。
ここも驚きのコレクションでした。全部本物だったらかなり凄いかも…。

★横浜のユーラシア文化館。何かと思ったら、故江上波夫氏の寄贈コレクションでした! 
これもスペースは小規模ながら、ディープなコレクションでした。

★最後になりましたが、ぜひご意見などを聞かせてください。手さぐり状態なので。
それでは、またお会いできますように。インシャッラー。
                                     二〇〇六年八月  葉月 悠

    チャイハネ・ひすいろう 16/ 2006年12月
     





















































































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